レッスンを受けてきました♪
こんにちは。
函館中道のピアノソルフェージュ教室おんぷやです。
暑いので、最近は薄暗くなってから五稜郭を散歩することが多いのですが、風もなく、蝉の声も鳥の声も人の立てる音もしない、しんとした中を、ただ木を眺めながら歩く時間がしばしばあって、ちょっと不思議な感じです。
まるで世界に自分と犬しかいないんじゃないかと思うような…
昔読んだ小池真理子の短編に、確かそんなのがあったよなあと思いながら歩いています。
さて、大学時代の恩師のところにレッスンに行ってきました。
9月に「音の絵コンサート}で弾く予定の、ラフマニノフの前奏曲3つをレッスンして頂きました。
須田真美子先生といいます。
頭の中で常にピアノの奏法や練習方法を考えているような先生で、今回も、左手の薬指で弾く出だしの音がどうしても小さくならないと言ったら、親指をまっすぐにして、その方向に手を流せばいいのよとおっしゃって、その通りにしたら一発で欲しかった音色が出ました。
手の大きさは私とあまり変わらないのですが、しなやかな手で親指を中央に寄せて、様々な音色を出されます。
私は身体も手も小さくて、いつも音が十分に出ていないいと言われ続け、そういうものだと諦めていましたが、姿勢や腕の重さの使い方を一から教えてもらい、大きな音も含めて様々な音色で表現する楽しさを覚えられたのはこの先生のお陰で、とても感謝しています。
当時の先生は留学から戻られたばかりで、試験の直前の弾き合いで暗譜のを忘れた時などは、なんと怒られるだろう…と肝を冷やしましたが、「ほかの先生ならトマトが飛ぶわよ」と一言おっしゃっただけで、私も委縮せずに済んだ経験があります。
自分も先生になったらこんな風に言おうと思いました。
若い時は恐れ多くて言えませんでしたが、今回は話の流れで、感謝の気持ちをお伝えできてうれしかったです。
それにしても学生時代に、人と比べて一喜一憂していないで、もうちょっと真剣にピアノと向き合っておけばなあ、と今頃になって思うのですが…今が楽しいので良しとします(^^;
さて練習だ…