今日は何の日?
こんにちは。
函館 中道のピアノ・ソルフェージュ教室、おんぷやです。
今朝、自宅の真上を、白鳥の群れがきれいな編隊で飛んで行くのを見ました。
北帰行です。
急いで数えたらなんと全部で73羽!
本州で越冬した白鳥たちは、この時期、苫小牧のウトナイ湖や美唱町の宮島沼に集結し、4月初めにシベリアを目指すそうです。
互いに呼び合う賑やかな鳴き声が耳から離れません。
北海道から繁殖地であるシベリアまで、2週間かかるそうですが、どうか無事に着いてね~、と思いながら見送りました。
さて、今日3月25日は、1918年に55歳で亡くなった、クロード・ドビュッシーの命日です。
1862年8月22日、フランス生まれのドビュッシーは、20世紀初めに起こった、「印象派」と呼ばれる音楽の流派を代表する作曲家です。
それまでは使われることのなかった、色彩的な響きのする和音をたくさん使って曲を作りました。
小学校4年生の時に、初めてドビュッシーの「アラベスク」を弾いた時、自然界の光や匂い、木々の葉っぱの一枚一枚の微妙な色の違いなどが、まるで音になって伝わってくるような感覚に衝撃を覚え、こんな曲があるのか!とびっくりしました。
同じ時期、美術の世界でも印象派と呼ばれる画家たちが現れ、マネやモネ、コローなどが活躍しました。
物の輪郭や色をはっきり描くのではなく(写実主義)、空気感や色をふんわりと表現して、ものや景色の「印象」を捉える描き方をした画家たちです。
当然、画家や作曲家、作家は互いに影響を与え合って作品を生み出し、その芸術運動が、印象派と呼ばれています。
(その頃の日本は明治時代です)
ドビュッシーの人となりについては、たくさん書きたいことがあるのですが、又、8月のお誕生日に書くことにします。
昨年暮れの発表会から。生徒さんの演奏で、ドビュッシーのアラベスクです。